■Windows11 24H2について
Windows10の頃から始まった定期大型アップデートの最新となるのが、Windows11向けの24H2になります。(今更ですが、24は2024から、H2は下半期みたいな意味です)
しかし、最近H1なくH2だけがリリースされたり、リリースタイミングがなんで今?みたいな微妙なタイミングになっていたりとネーミングと内容がイマイチ一致していないのではありますが、この大型アップデートがセキュリティーサポート対象の区切りのようになっていること、更にセキュリティー面でも様々な対策が施されているので、昔のように旧バージョンで維持でよいか!というものではないことは前提として認識しておくことが必要です。
そんな24H2ですが、毎度日本語の案内ページが機械翻訳で若干微妙なので英語のブログからいくつか気になるポイントをお伝えできたらなと考えております。
■気になる新機能
Windows 11、バージョン 24H2 の更新履歴(日本語):https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/windows-11-version-24h2-update-history-0929c747-1815-4543-8461-0160d16f15e5
上記の日本語の更新履歴でだいたいは把握できるのですが、やっぱり意味が通らないところもところどころあります。大枠でいうとCopilot+ PCでの新機能追加やWi-Fi7への対応やWindows protected print modeの全面移行によりサードパーティーのドライバーが必要なくなるだとか結構細かなところにも変更が加えられています。更に7-ZipやTARへの対応だったり、エクスプローラーの操作改善、オーディオ関連の改善なども実装されており、正しく大型アップデートという呼ぶにふさわしい内容とも言えます。
■廃止される機能
新規に追加される機能もあれば廃止される機能もあるということで、ワードパッドアプリやWindowsMR、Cortanaなどもこのタイミングで廃止されています。ある意味でMicrosoftが投資を終えたものが順次廃止されているというところでしょうか?
なお、これらのアプリのために24H2の導入を見送るというのは正直オススメしません。(よほどの理由がない限り)代替となるアプリあるわけですし、「セキュリティー対策においては最新こそが正義」である事実からもこれは強くお話したいところです。
■まとめ
年度恒例となっている大型アップデートとなる24H2。今回は無難な内容かな?と個人的には感じます。Copilot+ PCのゴリ押しがはじまった感もありますが、この部分は本当に浸透するか?を見極めてから手を出してよい領域だと感じておりますので、それ以外のベーシックな機能のアップデートをしっかりと把握して、社内環境へのアップデートを計画的に進めていくのが良策と考えます。なお、このようなアップデート計画のお手伝いも弊社にて行っておりますので、お気軽にお問い合わせよりご連絡ください!