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Azure AD Graph API が廃止されるお話

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※Microsoft公式コミュニティより
必要なアクション: Azure AD Graph API の廃止(表題は自動翻訳)

■Azure AD Graph APIの廃止

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 最近のMicrosoftはこの手の話が多すぎて、なかなかにカオスな状況になっておりますが、本日の話題は「Azure AD Graph API」の廃止についてです。Azure ADは現在Entra IDというサービス名称に変更されておりますが、過去サービス名のときに使われていたAPIが廃止されて、Microsoft Graphが後継としてリリースされているのでそちらに移行してねという話なのですが、AzureADリリース直後から関わってきた人間としては自動的に移行させなりなんなり、プラットフォーム側でやってくれ~!と叫びたいのですが、そもそもAPIの仕様が違うのでそういうわけにもいかないのでしょう。ですので、かなりご丁寧にAzure AD Graph APIを使っているアプリの探し方から対処方法まで引用先のブログで紹介されておりますので、自社開発でAzure AD Graph APIを使っていた記憶のある管理者の方はすぐにでも確認されることをオススメします。

■統合型API

 当初、サービス毎にAPIがバラバラでとにかくデータを引っ張り出すだけでも一苦労という時代があったMicrosoftクラウド系がやっと統合型のAPIとして整備されてきたのはある意味でよくなったとも言えますが、そもそもの状況が複雑すぎただけに、じゃ簡単に移行~!というわけにいかないのがここのところのMicrosoftの告知の難しいところです。正直、過去に使っていたAPIがどれに変わっているのか?同様のことができるのか?を調べてから開発してテストしてとやるには結構な予算も時間もかかるにも関わらず、機能停止が結構直近という場合もあります。一度作ったから大丈夫ではすまない時代になったと認識すべきですね。

■まとめ

 今回はAzure AD Graph APIが廃止されるのでその影響の内容と実際の懸念点を簡単にお話いたいました。Microsoftクラウドに限らずですが自社開発部分が伴う場合は最新情報を常に把握する体制とそれに対応する工数と予算を用意しておくというのが必須な時代です。特に情報を追うのは大変なことなので、弊社のクラウドアウトソーシングサービス「仕ご丸」・ICTサポートプランではAzureやMicrosoft 365に古くから関わっているコンサルタント・エンジニアがアップデート情報提供も含めた、設計導入から運用アドバイス、運用サポート・代行なども行っておりますので、ちょっと助けてほしいという企業様からのお問い合わせお待ちしております!