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古いAzureサービスの終了に注意なお話

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※Microsoft公式コミュニティより
期限切れです! 廃止された Azure サービスからアップグレードするには今すぐ行動してください(表題は自動翻訳)

■廃止されるAzureサービス

 まずは今回廃止Azureサービスを公式コミュニティ記事よりの引用の形で掲載しておきます。廃止されるというよりすでに廃止されている(サービスとしては終了となっている)という認識になります。以下引用は自動翻訳です。

以下の Azure サービスは 2024 年 8 月 31 日に廃止されることをお知らせします。
・Azure App Service 環境 v1 および v2
・Logic Apps 統合サービス環境
・AzureAPI 管理 stv1

  • Azure App Service Environment (ASE) v1 および v2:環境で断続的な停止が発生した場合は、Azure Portal で停止を確認し、すぐに移行作業を開始することが重要です。移行を完了するための猶予期間を要求することもできます。猶予期間の要求がない場合、または繰り返し通知した後も顧客からのアクションがない場合、環境は一時停止または削除されるか、新しいバージョンへの自動移行が試行される可能性があります。
  • Logic Apps 統合サービス環境: (ISE) : 廃止日以降も ISE をご利用のお客様は、サービス停止が発生している可能性があります。サービスの中断を回避するには、 ロジック アプリ ワークフローを できるだけ早く ISE から Logic Apps Standard にエクスポートしてください。また、読み取り専用インスタンスには引き続き標準料金が発生します。不要なコストを回避するために、使用しなくなったインスタンスは削除することをお勧めします。
    • 2024 年 10 月 1 日現在、すべての ISE Developer および ISE Premium インスタンスでの Logic Apps の実行は停止されており、これらのインスタンスも読み取り専用です。これらのインスタンスにデプロイされた Logic Apps は、限られた期間、エクスポート可能です。
    • 2025 年 1 月 6 日より、すべての ISE インスタンス (Developer および Premium) が削除され、データが失われます。
  • Azure API Management stv1: 廃止日以降も APIM stv1 をご利用のお客様は、停止を経験した可能性があります。
    • 2024 年 10 月 1 日現在、残りの APIM stv1 サービス インスタンスは、APIM stv2 コンピューティング プラットフォームへの自動移行が開始されています。自動移行により、上流の API コンシューマーにダウンタイムが発生する可能性があり、お客様はネットワーク依存関係の更新が必要になる場合があります。影響を受けるすべてのお客様には、サブスクリプション管理者へのメールと Azure Service Health Portal 通知を通じて、進行中の自動移行が 1 週間前に通知されます。 
    • サービスの中断を避けるため、  stv1 で実行されているインスタンスを できるだけ早く stv2 に移行してください。最新の移行オプションは、 ネットワークの依存関係、特に新しいサブネットと IP 変更の必要性に対処します。パブリックとプライベートの両方の元の IP を保持できるようになり、移行プロセスが大幅に簡素化されました。

■何がまずい?

 サービスが終了とはいえ、いきなりシャットダウンではなく段階的に機能が終了していくという内容で告知されております。ですから、じゃあ大丈夫!ではなく、現段階でSLAは適用されず、セキュリティー関連のアップデートもされません。つまり危険な状態にあるわけですからすぐにでも指定される方法での現状サービスへの移行を行わないといけないということになります。

■クラウドだから全部お任せはダメ

 クラウドサービス=アップデート管理はお任せ!という認識の方もいまだいらっしゃるかもしれませんが、今回のようにそもそも使っているサービスが後継サービスなどに置き換わったり、そもそも廃止されてたりすることは今後いくらでも発生します。自社が依頼した独自構築のアプリケーションについては、どんなプラットフォームでいつのバージョンのものを使用しているのか?ということをしっかり把握しておくのが必要な時代と認識すべきです。なによりセキュリティーリスクが高まることが最大の問題点です。管理者の立場の方は今一度自社の環境を確認されることをオススメいたします。

■まとめ

 今回はAzureの一部サービスが終了する件から、クラウドサービスにおいても状況確認などが重要であるというお話をさせていただきました。途中でもお話いたしましたが、クラウドサービスというとどうしてもなにもしなくていいという認識の方がまだ多いように感じておりますが、実際はオンプレミスの運用と方向性は違えど気にすることは同じというのが私の見解です。なお、弊社のクラウドアウトソーシングサービス「仕ご丸」・ICTサポートプランではAzureやMicrosoft 365に古くから関わっているコンサルタント・エンジニアがアップデート情報提供も含めた、設計導入から運用アドバイス、運用サポート・代行なども行っておりますので、ちょっと助けてほしいという企業様からのお問い合わせお待ちしております!