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2024.11のMicrosoft 365 Copilotアップデート内容についてのお話

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※Microsoft公式コミュニティより
Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 11 月(表題は自動翻訳)

■とにかく盛りだくさんのアップデート

 ちょっとややこしいのですがMicrosoft 365 Copilotのお話であって、Copilotという単体の機能の話ではないという前提をしっかり認識した上で、まぁアップデートが多いこと多いこと。各機能の詳細はぜひリンク先をしっかり読み込んでいただくとして、このアップデートが頻繁でどんどん多機能化していくMicrosoft 365 Copilotはそろそろお金を払ってでも導入すべきなのか?を新機能を見ながらお話できらと。

■管理者にとっては?

 今回のアップデート管理者の目線でみると、状況分析や権限付与の簡易化、Copilotによるアドバイザー機能の強化など、いままで手間でしょうがなかったりしっかり把握できなかったことが見える化され、また適切に権限を付与できるようになったという意味では地味ながらよいアップデートと言えるのですが、さて、ここまで書いたような内容にピン!ときた管理者さんどのぐらいいらっしゃいますか?ぶっちゃけ、「それはいいからさ。」という声がちょっと聞こえてきそうなところですよね。ある程度の規模になると今回のアップデートをCopilotが助けてくれるというのは「きたきた!」という感じがありますが、小規模だとそこまで刺さる内容ではないというところでしょうか?管理者目線でみれば運用規模次第ではトライアル導入ぐらいははじめてもいい段階にきていると言えるかもしれないですね。

■利用者にとっては?

 さて、続いては利用者目線でのお話です。ここは結構単純で。「あったらいいな」レベルからまだ抜け出せていません。たしかに生成AIの特性や性質をうまく活用しようとしているアップデートであることはわかるのですが、利用者が欲しい「ちょっと指示したら80点の資料などを作ってくれる。」というレベルにはまだ達していないからです。以前よりかなりいいところはついてきていますが、それなりに金額を支払ってまで積極的に導入するに値するか?と言われると、せいぜい少人数のトライアルが限界ではないでしょうか?なんといってもCopilotはユーザー数課金なのでどうしてもよほどのメリットがない限り導入を即決できる状況にはなりづらいという背景もありますね。

■まとめ

 今回はMicrosoft 365 Copilotの2024年11月アップデートから考える導入の決断のタイミングを簡単にお話いたしました。正直各社の生成AI系エンジンどれもに言えることですが、実際に使ってみて感じる効果と価格がまだ不釣り合いなのです。標準機能として当たり前につかっていいよ!となれば別でしょうが、アドオンという形である以上相当の効果が確信できないとIT投資を抑制している昨今の日本では普及は難しいのではないか?というのが本日のまとめとなります。なお、弊社のクラウドアウトソーシングサービス「仕ご丸」・ICTサポートプランではMicrosoft 365 Copilotを含めたMicrosoft 365に古くから関わっているコンサルタント・エンジニアがアップデート情報提供も含めた、設計導入から運用アドバイス、運用サポート・代行なども行っておりますので、ちょっと助けてほしいという企業様からのお問い合わせお待ちしております!