※Microsoft ウェブサイトより
Windows Server 2025(表題は自動翻訳)
■Windows Server 2025
Windowsのサーバー向けOSである「Windows Server」が2025となりました。既に一般提供も開始されているのでサポート終了予定バージョンをお使いの企業様は2025へのアップグレードを検討するという状況になりますが、ここのところWindows Serverは3年毎にバージョンアップされているかんじなので、よほどの理由がない限り順次アップグレードしていく運用をしっかり組んでおくことが大切ですね。本日は新機能関連をざっと見ていきましょう。
■高速ネットワーク
AccelNetという名称で実装される高速ネットワーク機能ですが、”Windows Server 2025 クラスターでホストされている仮想マシン (VM) の単一ルート I/O 仮想化 (SR-IOV) の管理が簡素化されます”と記載があるので、クラスター構成であったり、VM間の通信ルート管理が簡素化される=シンプルに速くなるというものですね。とはいえ、その環境を作れるのか?という前提論はありますので、今後状況を見ながらつかっていくものというところですね。
■Active Directory ドメイン サービス
今回Active Directory(以下AD)関連のアップデートが非常に多くなっておりますので、詳しくは先にご案内しているURLの先をご覧いただくとして、セキュリティーは汎用性、可用性などかなり大きく手がはいっています。Entra IDとハイブリッドにする際にとにかく制限をしっかり把握して設計する必要があったものが、かなり柔軟にできるようになります。もちろんセキュリティー関連もかなり強化されているので今どきのディレクトリサービスに進化したなという印象ですが、大前提として2025以降で新規に構築した場合になるので、既存のものはバージョンアップしてもそのままであることは注意しましょう。また、バージョンアップ時にどのような動きになるか?は拡張スキーマを使っている場合など注意と検証をしっかりする必要があります。
■電子メール & アカウント
- Microsoft Entra ID
- Microsoft アカウント
- 職場または学校アカウント
これらのアカウントを追加できるようになるのですが、そもそもドメイン参加させておくのが前提という記載があるので、ADを稼働させている、もしくはEntra IDでしっかり管理しているという前提であることは注意しておきましょう。
■Windows ローカル管理者パスワード ソリューション (LAPS)
本当に多くのアップデートポイントがある中で最後にこちらを。ローカル管理者のパスワードソリューションが追加されます。とにかくローカル管理者アカウントをどう守るか?管理するか?はここ10年の課題となっており、Microsoftとしてもバージョンアップ毎に対策をリリースしています。面倒だから昔のままでいいやというようなことは絶対に辞めましょう。OSバージョンの最新化を行う一環で管理者アカウントの扱いや動作についても必ず見直しておきましょう。
■まとめ
今回はWindows Server 2025リリースの内容についてかいつまんでお話いたしました。毎回結構な項目のアップデートがあるので、情シスの方やセキュリティー担当者、運用担当者それぞれの視点でアップデート内容をしっかり把握していくことはマストといえる状況ですので、ぜひリンク先も合わせたご覧ください。なお、弊社のクラウドアウトソーシングサービス「仕ご丸」・ICTサポートプランではアップデート情報提供も含めた、設計導入から運用アドバイス、運用サポート・代行なども行っておりますので、ちょっと助けてほしいという企業様からのお問い合わせお待ちしております!