前回の続きです。
「メタ認知」とは、自分のことを客観視して認識することです。
他の人の目から見ると自分はどう見えているのか。社会全般から見るとどうなのか。
これらが想像できるようになると、自分の見えている世界とのギャップ、認識が深まり、自分の現在地が明確になり、結果的に不安要素が減っていくのです。
「メタ認知」はこんなことに役立ちます。
①いろいろな目線を切り替えて多面的に考えられることで、問題解決の糸口を掴みやすくなります。
②うまくいかない理由を冷静に客観的に観察できるため、感情に振り回されにくくなります。
③相手の立場を考慮できるようになり、人間関係を円滑に進められるようになります。
良いことづくしですね。
メタ認知が進み、多面的に状況が見えるようになってくると、
最初にお題として提示した「今の仕事が、自分の将来に役立つかわからず、焦り・不安がある」ことも、世間の情勢や周りの人との関係など、少し見え方に変化が出て来るのではないでしょうか。
次回はお題に戻って具体的に考えてみましょう。