前回は言語化のお話をしました。
今回は「視座・視野」を変えて俯瞰で見るというフェーズに入ります。
基本的に人は普段、自分の目で見た世界。自分視点でものを見ています。
これを他人の目線(カメラ)で見た漫画やドラマ、小説の世界のように見てみるのです。
これを意識的に変えることで、新たな気づきを得られるようになります。
端的にいうと、 視座とは、目線の高さ。
視野とは、目線の広さです。
これは、カメラを想像するとわかりやすいです。
視座は、煽りで撮るか俯瞰で撮るか。目の高さで見える景色が違いますが、これと同じで、
例えば現場の目線、上司の目線、経営者の目線の高さで各々見える世界が違うのです。
現場の目線では大事に見えていても、大勢の社員を抱える社長の目線からでは小さなことに見える、みたいな話です。
実社会では「立場」の違いを想像することになります。
視野は、2~3人を撮影するのと50人全員を撮影しようとするとでは、カメラを引いたり寄ったりしますよね。
視野を広げるのは後者。より多くの人、ものを視界に入れて、広く考えようということです。
カメラで撮影するように、思考するときの目線も自在に操れることが、社会人としてとても重要なスキルになっています。
「メタ認知」スキルとも言われています。
次回はメタ認知のお話に進みましょう。