焼肉きんぐin芸能人

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このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。

吉井(ロビン)千博の記事


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 先日、飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びている「焼肉きんぐ」の接客を芸能人が体験する。そんな趣旨のTV番組を見ました。

 企画としては、コミュニケーション能力の高くない芸能人2名が接客を通してお客様から「ありがとう」を5時間で(だったかな?)50回言ってもらおう!

 というものでした。

 この企画から、2通りに指向は分かれると思います。

A:接客は嫌いだからから私はやりたくないな〜。

B:こんなの楽勝じゃない?

 人には当然のごとく得手不得手があります。それを私が俯瞰で見たときに感じることは、

A:接客は嫌いだからから私はやりたくないな〜

 の場合。何をしたら、「ありがとう。」と言われるかわからない。という感情が、やりたくないという答えを引っ張ってきているのかな?と。

 ※そもそも人と話したくない、触れたくないという人もいますがそれは一旦おいておきましょう。

 他にも様々な理由はあると思います。

 まあ、そうせざるを得ない状況にあるのか否かで、この企画への向き合い方も変わるのだと思います。いっぽう、

B:こんなの楽勝じゃない?

 の場合は、人とのコミュニケーションに自身がある人でしょう。

 そして人間関係の失敗を克服してきている。とも言えるのかと思います。

 そして何よりも大切なことは、「相手が何を求めているか先回りできる」能力が備わっているのだと思います。

 自分が「ありがとう」と人に言える瞬間とはどんなことでしょうか。

 「有り難い。」あることが難しい。だからありがとうという言葉があるのならば、自分の思っていたことを先に実現してくれたことへの感謝や、自分の為を思ってやってくれたことに関する感謝を「提供」できればいいのです。

 今回チャレンジした芸能人は、お客様と目を合わせることなくサーブしたり、オーダーを取ったりと、「自分の業務遂行」のみにフォーカスが当たっていましたが、接客敏腕店長に様々な指摘を受けていくうちに、業務遂行から喜びの提供に変わっていったのです。

 ありがとうを言われることで自分自身のポテンシャルが上がっていることにも「気がつけたわけです。ここからはお客様からはありがとうの言葉を沢山頂戴していました。

 まあ、当然の結果ですよね。

 一生のうち、自分が何かをなし得たいのなら、「ありがとう」をたくさん言えて、たくさん

 いただける人間を目指せば、一角の人物になれると思いますよ。