企業向けサービスをアピールしたいというときに効果的なのが導入事例広報です。
プレスリリースは同じネタだけでは何度も発信することができません。
そこで、A社に採用されました、B社の〇〇の基盤に採用されましたといった実績をアピールするのが導入事例広報です。自らサービスの良さをアピールするサービス広報と違い、第三者にサービスの良さを話してもらえるので、より信頼性の高い情報発信が可能になります。
導入事例広報にはいくつかポイントがあります。
まず、導入してくれた企業に、事例広報として紹介させてもらうことを許可してもらわなければなりません。これは、サービス導入後にお願いしてもなかなか良い返事をもらえなかったりするので、契約の段階で値引きや付加サービスの提供などと併せてお願いできるのが理想的です。
また、世間に名前がでることなので、相手企業にもメリットが感じられる内容になることが大切です。サービスの安全性をアピールできる、利用者の操作性がアップするなど、導入してくれた企業もぜひ世間にアピールしたいと思える内容をしっかり用意しましょう。
さらに、事例広報はWebサイトや、サービスリーフレットなどの営業ツールにも活用したいものなので、お客さまに顔を出して話していただけるように、写真撮影、掲載もお願いしてみましょう。
事例広報の内容としては、できるだけ具体的な数値をだせるのが理想的です。
導入により、コストを〇%削減できた、従来の作業を1/3カットできたなど、具体的なことが言えるとより訴求力があります。また、競合サービスと比べてどの点を評価してもらえたのかもアピールしたいポイントです。
このように導入事例広報は、お客様へのお願い、確認作業などに手間がかかるので、サービス担当者に敬遠されがちですから、日ごとから導入事例広報の大切さや効果について、広報担当者から伝えておくことが大切です。