スーパーアプリは誰の為?なお話

Gotoです。

ITmediaより

Xの通話機能スタート 初期設定は「着信OK」、日本のユーザーには不評?

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/26/news139.html

ITmediaより引用

 ついにというべきか、X(旧twittter)に通話機能が搭載されました。まずはiOS版からですが、これにより、イーロン・マスクが目指す「スーパーアプリ化」へ1歩進んだことになります。

 とはいえ、とにかく赤字垂れ流し、広告収入激減中のプラットフォームなので、発信は有料課金ユーザーのみ、着信は全員デフォルトでONというなんとも微妙な状況でのスタートです。

 さて、旧Twitterの日本での使われ方として「匿名で複数アカウント」というのが一般的なため、これが「スーパーアプリ」となって個人の課金情報やその他個人情報と繋がって扱われることに違和感を覚えるユーザーは特に日本では多いでしょう。そんなものは旧Twitterに臨んでいないというところでしょうかね?それでもイーロン・マスクはXをスーパーアプリとして成長させ、あらゆる物事の中心にXを置こうとしていくのは明白です。

 しかし、これをやろうとして大爆死した先輩がいます。そう、Facebookです。あらゆる物事の中心になろうと方向へ舵を切っていった末がいまの姿です。残存はしていますが、特に若年層からは見向きもされないSNSというかサービスになってしまいました。

 そもそもですがユーザーは本当にスーパーアプリを望んでいるのでしょうか?必要に応じてアプリを使い分けられる状況で、すべての物事を一つのアプリケーションやサービスに委ねるということはリスクはあれど、メリットがかなり少ないように私は考えます。

 イーロン・マスクとしては仮想通貨の取引など金融分野への接続が本命で、それがあればブレイクスルーになると見込んでいるのでしょうが、さて、どんな結末を迎えるのやら?もうしばらく静観ですね。