Gotoです。
「Pixel 8」シリーズ、アップデート保証が7年間に延長
CNET JAPANより引用
Google謹製のスマートデバイスのアップデート保証やセキュリティーアップデート保証はPixel 6や7でもソフトウェアアップデートが3年、セキュリティーアップデートが5年とかなり長めに取られている印象でしたが、Pixel 8ではなんと!ソフトウェアアップデートが7年も受けられるというではありませんか。これはどういうことを意味するのか?そんなお話を少々。
ソフトウェアアップデートやセキュリティーアップデートが提供される間は少なくともサポート終了したスマートデバイスに比べて安心して使用することができます。とにかくサイバー犯罪が高度化している昨今、これはとても大切な要素です。しかし、一方でハードウェア、特にバッテリーは2~3年で徐々に容量が減少していき、持ちが悪くなるという現象がおこるのも事実です。ソフトウェアは最新に保たれ、セキュリティーアップデートも提供されるとしても7年間なにも交換せずに使い続けられるか?と言われると若干の疑問があります。
となると、これは修理やバッテリー交換を前提としたデバイスのライフサイクルを伸ばそうというGoogleの意図があるのではないか?と考えられるわけです。実際、リユースデバイスを日本でもキャリアが販売するような時代です、とくにApple製品はロングサポートがゆえに数世代前の端末がいまだ現役というものもあります。
AppleはハードウェアとOSが一体で開発されており、ロングサポートをやりやすい環境だったとはいえ、Googleもそれを追うような状況になってきた背景にはハードウェアの進化の停滞もあるのかもしれません。確かに新型プロセッサーが搭載されれば処理速度はあがり、低電力になるとはいえ、それが体感できるほど変わるには5年以上の期間が空いてやっと感じるというようなレベルまで技術も煮詰まってきています。そういう背景もありGoogleも1つの端末を修理しながら7年使うことを見据えた商品展開にライフサイクルを見直そうとしている、そんな風にも考えられます。
そういう私ももう数世代前にになるGalaxy S10をいまだサブデバイスとして運用しておりますが、性能面で気にあるところはなく、バッテリーをそろそろリファレンスするかな?ぐらいでもうしばらく使えそうな気配を感じているぐらいです。とはいえ、セキュリティーアップデートがそろそろ配布が終わりそうなのでここらが交換時かとも感じています。
なにせパソコンよりも高価になりつつあるスマートデバイスですので、1度買ったら長く使いたい。そうユーザーも考えますし、メーカーもライフサイクルを長く取った上で新商品にうまく乗り換えを促していくといういままでとはちょっと違うプロモーション戦略にシフトしていく、そんなターニングポイントになるのが今回のPixel 8なのかもしれません。
本日はついにGoogleまでもがソフトウェアアップデートを7年間保証するというところから、スマートデバイスのライフサイクルについてお話してみました。何かの参考になれば幸いです。