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いまこそ谷から突き落とすスタイルが必要?なお話

Gotoです。

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「下積みはイヤ」「タイパ悪い」と不満げな若手 やる気になってもらうには?

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2309/14/news051.html

ITmediaビジネスより引用

 なかなか刺激的なタイトルがついている記事を引用いたしましたが、こういう話よく聞きませんか?
「大学で十分な知識を得ている!私は選ばれた人間だ!才能に溢れている!」こんなところでしょうか? 新入社員が、「下積みのような仕事はしたくない、人生のタイパ(注:タイムパフォーマンス」が悪い」と言ってくる、さてどうしたらよいか?という話ですが、私なりの結論を本日はここに書いておこうと考えます。

 事実、学生時代に高い知識を持ち、才能を発揮している人がいるのは事実です。しかし、そういう人ほどこんなことを言っているの聞いたことがありません。常に新しい知識を求め、自己鍛錬を怠らず、状況変化を常に見極め、自身の現状とポジションの適合について日々考える。そういう人は本当の意味で即戦力ですので、あと足りないのは現場での経験だけということですので、モチベーションどうこうなんてことはないでしょう。

 では、あえて「私のような才能を持った人間にこんなことをさせるとは!」という人間を雇用したとしましょう。先に申し上げたように多くの人を見てきましたが最初にこういう事を言う人間が実績を上げた例を知りませんが、稀に本当に態度と実力が伴う人間もいます。では、それはどのように見極めたらいいのか?という方法論ですが、「1つのプロジェクトを一人でやらせる」です。

 もちろんそのプロジェクトが失敗しても問題ないということは裏でネゴっておく必要はありますが、表向きはとにかくリーダーとしてやってみなさいと。目的と予算は与える。その他は好きなようにしなさいと。

 ここでどうにかやってやる!と四苦八苦して成功させるというような人間は、おそらくどこかで自分の現状に気がつくことでしょう。これは良いパターンです。逆に悪いパターンは表面上のことばかり追い求めて、結局なんの成果も上がらず、最後は周りのせい、設定されたテーマのせいだと言い訳をして辞めていくパターンです。

 後者に陥る人間はどうやってもビジネスシーンで他人と共同で仕事をしていくということに向いてない可能性が垣間見えるわけです。従来のパターンですと、これを皆でフォローしなんとか矯正できないか?とやっていることが多いでしょうが、あえて最初に谷底に突き落として這い上がってくるかどうか?という大昔のスタイルがいまこそ必要とされているのではないでしょうか?

 テストがあるわけではないビジネスシーンですから、いうなら結果が全てです。自分で言うなら結果を見せてみろ。なんだか古いようですがこれからの人材教育のスタンダードになるのはこのスタイルなのかもしれないですねというお話でした。