このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。
「好きなことで生きていく。」
何のキャッチコピーかご存知ですか?そうです。youtubeです。好きなことを仕事にする。これ、すごい大切なことでもあり、聞き違えると大変な事になっちゃいます。
私は20代の頃、大手メーカーを退職し、次の職を探しているときに大好きな車を売りたくて、輸入車ディーラーの営業マンになりました。結果、1年半で辞めることになります(笑 本当に自動車が好きな人は、私と数年の違いでほぼ辞めてしまいました。
皆さんの周りにもいませんか?
これが好き!だからその関連した仕事に就く!という人。
その人は、まだその仕事を続けていますか?
あるyoutubeで、野球選手が言ってました。
少年の頃から野球が大好きで、今まで野球漬けで生きてきたけど、プロになったらやめたくてしょうがなくなると。そこには、ファンの期待や実績勝負であることからプレッシャーや健康管理で、「楽しさ」が失われる。野球選手で野球が大好きなのはオオタニ君くらいじゃないかな?って笑いながら言ってました。
お笑い芸人が言ってました。
漫才やTVに出たいのに、食べられるように稼げるまで嫌なことばかりやってきたと。youtuberさんは好きなことで生きているかもしれませんが、企画に詰まる。編集に追われる。再生数を稼ぐための手法を追いかける。。。嫌なことをしなければならなくなってしまいます。
GLAYのTAKUROが昔言ってました。
「もう俺は汚れきってしまった」と。(笑いながらですが) 推察すると、バンドで売れるために、やりたい音楽ではなく売れる音楽をしなければなくなってしまうと。
そうです。
「好きなこと」を仕事にすると「嫌なこと」をしなければならなくなる法則が発動してしまいます。
ではどうしたら良いのでしょうか。
とても簡単です。
「自分の好きなこと」で、「どんな気持ちになりたいか」を明確にするだけです。
「自分の好きな野球」で、勝ち負け気にせず「楽しみたい」
「自分の好きな音楽」で、自分の気持を「伝えたい」
ここに、食べていくためにお金を稼ぎたい。と思っていない感情を足してしまっているのです。
本来、明確ではなかった感情(稼ぎたい)を知らずに楽しみながら稼ぎたい。に変えてしまっているのです。稼ぎたい。お金儲けをしたい。といった金銭的価値は、時代と人が評価するものです。これをごっちゃにしてしまうと、「辞めたくなります。」
YOSHIKIはきっと儲けるために音楽はやっていなかったと思います。(※ X−JAPANのyoshiki知ってます??)彼がやりたい音楽を、聞いた人が評価し、購入したから大儲けしたのです。
最初から「楽して稼ぎたい」なら、きっと好きなことではなく楽して稼げる業種を探すことでしょう。