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新聞紙で炊飯できるというお話

Gotoです。

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家電watchより

タイガー、新聞紙を燃やす直火の炊飯器。キャンプや災害に

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1527753.html

家電watchより引用

 電気炊飯器を作り続けているタイガーさんが、なんと!新聞紙を燃料として直火で炊飯できる炊飯器を発売するとのこと。ターゲットはキャンプユーザーや災害用ということですが、改めてこのアプローチで商品企画をしてみようとした人も、この企画を通した人もみんなすごいなと素直に感じます。

 まず、キャンプユーザーは飯盒を使う人が多数でしょうから、あえてこのサイズのものを荷物としてもっていって、新聞紙を燃料にしてお米を炊くという人がどのぐらいいるのか?はかなり未知数ですし、災害対策としてもパックのご飯を火を使わずに暖める(化学反応を利用した湯煎など)というのが主流でしょうし、かといってもっと大人数への炊き出しとしては容量が少ないとなるわけで、ちょっと中途半端な印象はあります。

 しかし、ガスも電気も使わない直火で炊き上げるご飯はやはり普段と一味違いますし、そこは多くの炊飯器を作ってきたタイガーさんのノウハウが詰め込まれた商品でしょうから、見た目やその企画に共感する方がどのぐらいいるか?がこの商品の寿命を決めるように感じます。

 炊飯器というものがかなり完成形に近づいており、差別化が難しいという背景を考えてみれば、ニッチな需要でも拾ってみるという精神は、企業の姿勢としては攻めていますし、そういう動きがないと新事業であったり、見逃した顧客をつかむことはやっぱり難しいわけです。

 チャレンジをしなければ失敗も成功もない。この商品から改めてそんなことを考えさせられました。