広報担当者の業務は多岐にわたりますが、もっとも重要であり、基本的な業務はプレスリリースの作成です。慣れるまでは、何を書いてよいかわからないかもしれませんが、プレスリリースには雛型があるので、必要な項目を埋めていけばオーソドックスなプレスリリースを作成することができます。あまり構えずに、まずはチャレンジしてみてください。必要な内容やネタのまとめ方については、こちらの記事も参考にしてください。
(わかりやすいプレスリリースを書くコツ https://expression.work/topic3253 )
■基本的な構成
・タイトル
いちばん伝えたいことを簡潔に。
プレスリリースをメールで受信する記者も多いため、フックになるキーワードは
メールタイトルでも目立つように前の方に持ってくると良い。
・サブタイトル
誰に、どんなメリットがあるか、 などタイトルの補足。
長すぎるのはNG。タイトル+サブタイトルで3行以内にまとめる。
・第1パラグラフ
〇〇社が、いつから、誰向けに、何を、いくらで提供するか。
抽象的な表現は避け、客観的な事実のみ記載。
・第2パラグラフ
なぜそのサービスを提供するのか、競合優位性はどこにあるかを2~3文で簡潔に。
数字や技術など、サービスの優位性を客観的に示せる事実があればベスト。
そのサービスを利用するメリットを明確に記載すること。
→ この先を読んでもらえるかどうかは、ここで判断される
例)本サービスにより、これまでできなかった〇〇が可能になる
従来サービスよりも、〇〇の手間がなくなる など
・特長やアピールポイントを2~3点にまとめて
項目別に分類し、より具体的に優位性を説明する
新しい日傘のプレスリリースの例:
特長1: 体感温度を〇度低下させる〇〇技術を採用
特長2: 軽量化、コンパクト化で、持ち運びやすい
特長3: 人気ブランド〇〇とコラボレーションによるデザイン
・最後のパラグラフ
サービスが求められている背景、想定する利用者層、今後どのように利用者を増やしていくかなど、サービスの広がりをイメージさせるような内容があると記事が書きやすい。また、自社の展望などを盛り込んでも良い。
また、サービスをイメージしやすい写真や動画があれば必ず貼付しましょう。
ついつい長く書きたくなりますが、記者に読まれるプレスリリースを作成するためには、文章が簡潔であることが重要です。全体で、A42枚程度に収まるよう心がけましょう。こちらの構成をベースに作成すれば、基本的なプレスリリースが作成できると思いますので、参考にしてみてください。