Gotoです。
Meta Questビルド55.0に関するリリースノート
https://www.meta.com/ja-jp/help/quest/articles/whats-new/release-notes/
metaウェブサイトより引用
同じハードウェアなのにソフトウェアアップデートでどんどん進化しているmeta QUESTシリーズ(2/PRO)ですが、今回なんと!CPUが最大26%、GPUが2では最大19%、PROでは最大11%アップするといういままでどれだけデチューンしていたの?というレベルのパフォーマンスアップアップデートが配信されました。
実際にビルド55.0を適用したQuest2を使ってみたのですが、確かに描画が変わったように感じます。GPUのパフォーマンスアップと恐らくドライバーのチューニングも入ったと予想されます。その他のアップデート詳細は上記ウェブサイトをご覧いただくとして、今回なぜこんなにパフォーマンスアップが実現できたのか?を少しだけ考察してみましょうか。
まぁ、シンプルに考えればもともとハードウェアが持っていたスペックをフルパワーに近い形に開放をしたということなのでしょうが、この手のパフォーマンスアップはやはりバッテリー消費とシーソーゲームです。リリース当初は稼働時間との兼ね合いでデチューンした状態だったのでしょうが、それでも単独稼働のVRゴーグルとしてはゲームからユーティリティーまで幅広くストレスなく使えるものであったのですが、あれやこれやと改良を重ね、さらに新しいロジックを導入することで、あるタイミングではCPUやGPUの性能を上げても稼働時間に影響が少ないという状況を生み出すことができたのではないか?と私は考えております。さらに、ソフトウェアを作る側も慣れてきたこともあり、もうちょっと性能があればという場面が増えてきたことへの対応という意味で、できる限りパフォーマンスを開放したというのが背景ではないでしょうか?
同じハードウェアなのに性能が進化して、まだまだ現役で使えるとなるとQuest3を待つまでもなくVRゲームなどに興味がある方は迷わずQuest2を購入してしまっていいと今回のアップデート内容をみて改めて感じました。たしかにQuest3ではある面機能アップは確実でしょうが、現状のソフトウェアでは差を感じられる場面は発売後1年ぐらいないのではないか?と予想しています。欲しい時が買い時ですよ?
本日はビルド55.0でCPUやGPUのパフォーマンスがアップしたQuestシリーズについてお話をいたしました。VRに興味はあるけれどという方の背中を押せれば幸いです。