Gotoです。
テキストでつながる新しいアプリ、「Threads(スレッズ)」をローンチ
metaウェブサイトより引用
Twitterの大迷走を見てなのか、急遽リリースを早めたというInstagramをベースとした分散プロトコルに対応する(予定)のTwitterライクSNSサービス「Threads(スレッズ)」がリリースされたのは先日お話いたしましたが、早速つかってみたので簡単に感想を。
各所で語られておりますが、ThreadsにアクセスするにはInstagramアカウントが必要です。すでにInstagramアカウントを所有していればスムーズに始めることができ、プロフィールもThreads用に作るかInstagramからコピーするかが選択できます。インタフェースはかなりTwitterに似せていますが、内部的にはまんまInstagramであることが随所でわかる造りになっています。この辺りはすでに稼働中のプラットフォームを流用することで初期トラブルを減らすことを狙っているように感じました。
そして、ログインすると、さすがmetaというべきか、どこから嗅ぎ付けた?というぐらい「知り合いでは?」という一覧が表示されます。ここでも匿名性が高いTwitterと違ってInstagramをベースにしていることが感じられます。ちなみにInstagramのフォロワーでThreadsを始めているユーザーは最初からフォロワーとして引き継ぐこともできます。まるっきりブランニューの世界ではないのがよいのか悪いのかはそれぞれの判断ですね。
更に機能的な面も散々いわれておりますが、ハッシュタグがなかったり、本文検索機能が搭載されていません。このあたりはInstagramにはありますので、今後分散プロトコルに対応するということがあり、W3C標準に合わせるべくなにか作業中なのかもしれません。プラットフォームの思想としてあえて省いたということも可能性としては考えられるので、今後どうなっていくか注目ですね。
なお、現時点で広告表示はないですが、フォロー数が少ないとプラットフォームオススメの投稿がどんどん表示されます。このあたりは最初から真っ白のタイムラインにならないという意味ではよいようにも感じますが、リストなどもないので今後どうなるか気になるところですね。
そのタイムラインですが現時点では時系列ともなにかのロジックであるとも明言されていません。おそらくInstagram的ななしからかのロジックで動いているのでしょうが、前倒しリリースというともあり構想すべてを実装していない状態でリリースを急いだ可能性も高く、ここも今後注目したいです。
色々と感想を書いてまいりましたが、初日で世界1000万アカウントを払い出し、大きなトラブルなく運用されているのはさすがmetaというべきところであり、Twitterがとにかく大自爆モードなので直近でもう少し機能が追加されてくればTwitterユーザーの一定数がうつってくることは想像に難しくありません。
珍しく長文ですが、個人というよりマーケティングの関連からこのThreadsを考えてみると、とても魅力的あるプラットフォームであると言えます。すでに多くのユーザーを獲得しており、今後広告展開も検討でき、さらにTwitterのようにAPIが公開されてくればビジネス用途では一気にブレイクする可能性を秘めています。実際大手企業でInstagramを運用中であった場合はもれなくThreadsアカウントを開設していることからもわかります。
とはいえ、まだ誕生して数日というプラットフォームにこれだけの人が溢れ、様々な話題になっているだけで凄い事であると私は考えます。マーケターであればこれから何らかの成長をするプラットフォームに早期に参加しない手はありません。乗り遅れないようにまずはアカウントを作ってみてはいかがでしょうか?