商品レビューもAIがまとめる時代というお話

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Gotoです。

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CNET Japanより

アマゾン、多数の商品レビューを要約する「AI生成レビュー」を試験中

https://japan.cnet.com/article/35205194/

CENT Japanより引用

 ChatGPTにより火が付いた「対話型AI」であったり、「生成AI」と言われる領域ですが、今回は以前より試みがあった「要約」をAIにやらせようというお話です。それを実行するのがAmazon というのもまた面白いところです。ユーザーレビューというのが購入の大きなファクターとなったからこそ、サクラであったり、案件レビューであったりが横行したのですが、それらを排除することにまずAIは使われました。そして、次は多くのユーザーレビューを「要約」し、「商品レビューをつくりだす」AIが送り出されようとしています。

 いつもお話することですが、現在のAI技術はどこまで行っても統計でしかないので、学習データが多いほどロジックによる答えの精度は高くなります。なお、要約という内容は「大切な部分をかいつまむ」と言う内容なので、どうしても誰かがどういう傾向でかいつまんだか?というデータがないとなかなか前に進まなかったというのが先ごろまでの状況で、今回は生成という名のものに「限定されたデータをみて、要点をまとめればいいのでは?」という少しアプローチを変えたものになります。

 これですと、一つの商品の中で多く語られる特徴を掴むことができますし、少数の過激な意見は封殺されます。なんとなくこれでいいのかな?とも考えられますが、そもそも購入者がレビューを書いてくれないと成り立たないので、商品紹介からレビューを作るだすという案件ライクなものではなく、ユーザーの声を元にするという時点で、さて、これはうまくいくかどうか注目したいところです。

 現状のAIは0から1を作るのではなく100から1を探すシステムということを改めて認識しておくと、様々な場面で腑に落ちることが多いかもしれませんよ?