dy s 01

ポケモンカードの現状をご存じですか?

Gotoです。

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ITmediaより

ポケモンカード公式「転売目的での購入、断固お断り」 偽造品にも注意喚起

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2306/13/news104.html

ITmediaより引用

 純粋にゲームを楽しむというより、一種の投資対象ともいえるぐらいになってしまったポケモンカードですが、そういう私もポケモンカードゲームユーザーです。(遊ぶほうですね)近年、発売されてはすぐに完売という状況が続き、「スカーレット&バイオレット」に移行してからは更にひどい状況が続いています。そんな中、ついに発売元である「ポケモン」が転売やサーチ行為について公式にコメントを出すという事態になりました。主に転売の舞台となっているメルカリとも強力して規制していくとのこと。なにせ任天堂系コンテンツでこのような手段にでてくる場合はかなりの本気の場合が多く、様々な手段を講じた末の対応だと感じられます。

 しかし、ただのカードゲームでなぜ?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもポケモンというコンテンツが世界で大人気であるということ、そしてトレーディングカードというエコシステムの中で、売り買いが発生したことによりレアカードの価格がいつのまにかとんでもない価格になってしまい、またそれでも欲しいというユーザーが発生したことで、純粋なカードゲームというより「投資」の対象となっていってしまった歴史があります。

 純粋なカードゲームユーザーにしてもより強いカードが欲しいというのが第一ですが、コレクション性が高いこともあり、レアカードも保有したくなるのは致し方ないことですが、全くゲームをしないにも関わらず、単純に投資の商材としてポケモンカードを見ている層が今回の問題の根っこになります。

 提供元のポケモンからすれば、このままではカードゲームとして楽しむユーザーが減少してしまい、本末転倒になることは安易に予想できるのですが、だからといってレアカードを大量に発行してはゲームバランスが崩れてしまう。本当に難しい状況の中で、直接手段にでたというのが実情ではないでしょうか? これはポケモンカードに限らず、本来の目的から逸脱してしまったコンテンツはいずれ消えゆくこと歴史が証明しています。ポケモンカードが今後生き乗れるのかどうか?ここが瀬戸際かもしれません。

 本日はポケモンカードの転売防止のお話からコンテンツ文化の衰退について少しお話いたしました。何かの参考になれば幸いです。