このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。
経営者向け、自己啓発、独立したい人必見!メンタル系、などなど様々なセミナータイトルの告知を目にします。最近はオンラインの普及が目覚ましいので、《学ぶ》チャネルが増えているような気がします。
この数年のコロナ禍により、学生が2〜3年の間ずっとオンラインの授業で友達ができずに終わった。なんて話もチラホラどころか当たり前のように耳にします。はたまた企業関連でも、管理職向け、新入社員向けセミナーをオンラインで受けなければならない。など、割と「マイナス」な印象での話を聴くのですが、みなさんはセミナーという言葉を聴くと、直感的にどんなイメージを浮かべますか?
・面倒である
・なんだか胡散臭い
・とても勉強になる
・自分自身が開催している側である
など。
これらは、そのセミナーが自分にとってどのように入ってきた情報なのかで当然回答は変わるのだと思いますが、その視点と角度がとても重要かと。
・面倒である
おのずから積極的に参加をするつもりが無い。あるいは会社等から強制参加。など自ら望んでいないからこそ思うのでしょうね。
・なんだか胡散臭い
一度参加して、意味のないものだったという経験や、周りの人から聞いた印象で自分には必要が無いと考えている人。
・とても勉強になる
積極的に情報を取りに行く人だったり、1時間の中で1つでも参考になるものや考え方を得られた!という経験をした人。
・自分自身が開催している側である
企業の中でポジショニングを得て、その担当になっている人。ビジネスなどから《伝える》ということを生業にしている人。
角度的にはおよそこんなバリエになると思います。ちなみに自分は、全部のバリエーションを体験しています。なので皆さんのそれぞれの気持ちが理解できます。この理解。
結果なにから生まれているのかと言うと、全て「過去経験」から来ています。あなたも、全てを経験することですべての角度のコメントを述べる人の気持を理解することが出来るようになります。
一方、面倒だな〜。。。という経験しかしていない場合。自分から誰かに何かを伝えることを経験してみませんか?有料であろうが、無料であろうが、自分でセミナーをやってみるということです。
自分が、誰かに何かを伝える時は、参加者には、どんなテキストを準備すべきか。どんな順番で説明すると理解しやすいか?例え話は マッチしているか?どんな服装で行うと信頼に値するか。参加者はそもそも自分から望んで参加している?望んでいないなら最初に何を話しようか?など、その時間内での「段取り」を綿密に考えますよね?
この「綿密」を自分でどこまで掘り下げられるかは、何につながって行くのでしょうか? そうです! 自分がいやいやでも参加することになるセミナーにおいて、講師が何を準備してきたかが見えます。その準備が、あなたは綿密だと思えるか。その視点で望んで見てください。得られるのは、講師の伝えたいことだけでは無い。という発見があるはずです。