Gotoです。
東京チカラめし
東京チカラめしウェブサイトより引用
彗星のごとく現れ、あっという間に散っていったイメージの「東京チカラめし」実はまだ現存しているってご存じでしたか?そんな「東京チカラめし」がコラボをするというのもまた驚きです。
「東京チカラめし」が都内に期間限定復活! 香ばしい牛肉の下には、濃厚でクリーミーなチーズフォンデュソースの「和だし牛乳のチーズフォンデュ✕東京チカラめし」、霞ヶ関の農林水産省内「あふ食堂」で本日29⽇(月)から販売
ネタとぴより引用
東京という名前ながら、残存しているのがなんと千葉県鎌ケ谷市という「それどこ?」という場所と、大阪のみです。ちなみに鎌ケ谷は日本ハムファイターズの2軍球場がある場所で話題になったことがありますね。さて、ここにきて東京チカラめしがコラボという形で話題になるのもなんだか不思議に感じますが、焼き牛丼というコンセプトがあたり、勢いに任せて出店した末に普通ならブランド消滅となるはずのこのブランドを細々とでも残存させたというのはどういう意図があるのでしょうか?
まぁ、考えてみれば「偶然残存した2店舗はその場所に定着できた」というぐらいのレベルではないでしょうか?とはいえ、この2店舗を維持するためにセントラルキッチンを持つということも難しいでしょうし、そこは運営母体が居酒屋チェーンを主力しているということもあり、「メニューの1つ」ぐらいの感覚で残せたという奇跡もあったのでしょう。そんな状況でここにきてコラボという話題づくりをしてきたということは、少なからずこの商材には可能性があると見ているとも言えます。マーケティング観点だけで見れば大失敗で終息させるべきとなりますが、他業態とのシナジー効果が見込めるという最後の糸が見つかっているのであれば、もしかすると再起はあるのかもしれません。
一本足打法と言われる「単ブランド・単商品」での勝負でなく「多角経営、多業態」のほうが実はミニマムトライから新しいことをやりやすいということが最近立証されてきているのかもしれません。ガスト形態からのからあげ専門店であったり、バーミヤン形態からの飲茶専門店であったり。
総合スーパーが苦戦する世の中、B2Cは特に「専業化」が今後の成功のキーワードかもしれません。とはいえ、専業化が進むことで価格戦争が過剰に発生し業界が衰退するなんて話もありますが、それはまた別の機会に。
本日は「あ~、そんなお店もあったね」のひとつ、「東京チカラめし」からB2Cマーケティングを考えてみました。何かの参考になれば幸いです。