Gotoです。
PCを起動するとクラウドPCにログイン 「Windows 365 Boot」パブリックプレビュー発表
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/24/news100.html
ITmediaより引用
今年もマイクロソフトのBuildが始まったわけですが、早速パブリックプレビューがはじまたったのが、この「Windows 365 Boot」です。簡単に言えばクライアントサイドにはWindowsがなく、VPCに直接接続されることであたかもローカルWindowsが動いてるかのように使えます!というもので、特に新しいものではありません。もう10年前からシンクライアントを用いたVPC展開はたくさんの企業でトライされてきたものであり、それをマイクロソフト自らクラウドサービスとして提供し始めたというところですね。あれこれもクラウドサービスにしてローカル側をシンクライアント化という流れを作りたいのでしょうが、そもそもこれはネットワークがしっかりと構築されている国に限られるうえに、価格設定がかなり高額なのに性能はそこまででもないというどうにも中途半端なものなので、すぐに飛びついていいものとはちょっと考えづらいですね。
セキュリティー面でフルクラウド+シンクライアントはいいように見えますが、Windows上で問題が発生してしまえば、実はあまり関係ないとも言える現状ですので、このサービスがセキュリティー対策といえるものでもないことは認識おくべきでしょう。とはいえ、フルクラウド化のメリットもないわけではなく、アップデートの自動化やマイクロソフトが設定したセキュリティー環境で作業ができるという部分をメリットと感じるのであれば、企業利用であれば正式サービスになった際には採用を検討してもよいかもしれませんね。
本日は発表されたばかりの「Windows 365 Boot」について少々お話いたしました。何かの参考になれば幸いです。