Gotoです。
Bluesky
Blueskyウェブサイトより引用
Twitterがすっかりイーロン・マスクのおもちゃと化している昨今ですが、皆なにか次にくるものはないか?と探していることですが、その中でも本命視されているのがBlueskyです。ATプロトコルという独自開発のプロトコルを用いた次世代型と名乗っているソーシャルネットワークサービスなのですが、オープンソースで運用することを前提にしていたり、開発者を多く招き入れようとする姿勢は初期のTwitterにも通じるところがあるように感じます。まぁ、twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏が提唱し、途中までTwitterが投資していたことからも現時点でインターフェイスなどが類似するのは想像に難しくありませんが、ウェブサイトのFAQを読んでいくと現状のtwitterなどのSNSのようにAPI形式ではなく、Blueskyの世界でそれぞれのアプリケーションが有機的に繋がりを持ちネットワークを形成していくという自立分散のような動きを実現しようとしているようです。このような理想を持っているからこそオープンソースでということなのでしょうね。なお、現在Blueskyは招待制となっており上記のウェブサイトからインビテーションを受け取れれば利用することは可能なようです。(定期的にインビテーションが発行されているとのことです。気になったかたはウェイティングリストに登録しておきましょう。
さて、ここまでざっくりとBlueskyの内容をお話してきましたが、結局なんなのか?はいまだハッキリしていませんね。目指す世界としては人と人、システムと人、システムとシステムが自由にいつでも繋がれる世界を目指していることは間違いないのですが、本当にそれを実現できるのか?という部分や、そもそも元母体のTwitterがビジネスモデルの崩壊で現状を迎えていることを考えれば、このエコシステムはどうやって維持されていくのか?がいまだ不明です。オープンソースコミュニティに頼るとはいえ、Mozillaのようにやはり財源が不足し活動に制限がでるという例は多くありますから、コアになるビジネスがでてくるまではあくまで絵に描いた餅を見ているとしておくぐらいがちょうどよいでしょう。
ただし、もう一方で話題となったマストドンとはちょっと仕組みが違うので、マストドンはサイロ型コミュニケーションを自由に取れるようにするもので、Blueskyとは真逆とも言えます。オープンパブリックかサイロコミュニケーションかどちらが勝者になるか?もしくは第三の勢力が現れるのか?ソーシャルコミュニケーションはとにかく入れ替わりが激しいので、ユーザーとしても色々なものを試してその時に使いやすいものを選択していくという行動が必要になってくるかもしれません。
本日はtwitterの次のSNSと言われるBlueskyについて少しだけお話いたしました。インビテーションが届きましたらまた使ってみた感想などもお話できたらと考えております。