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日本のロジはそもそも凄すぎたと知るお話

Gotoです。

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ITmediaより

宅急便の配達を「1日遅く」、一部区間で ヤマト運輸が6月から

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/18/news190.html

ITmediaより引用

 ついにというべきかヤマト運輸も一部地域間の発着を1日遅くすると発表しました。おそらく他社もどうように対応してくるでしょう。本件、そもそもですが当着・翌着が当たり前になっていた日本のロジスティックが異常なのであり、それだけ運送会社の方々の努力あって実現していたということを利用者も改めて知るいい機会になるではないでしょうか?

 よくよく考えてみれば道路を走行できる速度は決まっており、さらに空輸も容量に限りはある。そんな中でドライバーも車両数も物量を惜しまず投入した結果いまの魔法のようなロジスティクスが実現しているのですが、そのドライバーが不足し、さらに燃料費は高騰に一方、加えて一時期の価格戦争による薄利化が重なって設備投資は重く、人材確保も厳しい、さらにランニングコストは上がり続けどうやっても営利企業が継続していくには厳しいことはいうまでもありません。

 こんな状況でもECの活性化などで輸送物は増える一方です。自社ロジを構築する会社も増えておりますが、結果それにかかわる人は微増であり、ランニングコストは上がり続けているのは先にのべたとおりです。この需要と供給のバランスが崩れても継続している不健全な状況を是正すべく値上げや発着期間の延長が行われているという状況です。

 結局、利用者が「安い・早い・安心」を求めすぎたツケとも言えます。なんでも安く・良いものばかりを求めてはメーカーも販売店もそしてロジ関係者もいつか撤退するしかなくなるのがいま見えている事実です。

 利用者もサービス提供者も継続性をもてる価格をどう模索していくか?が今後の生活がいまのレベルを維持できるかどうかの大きなポイントでしょう。皆様自身のまわりはどのような状況でしょうか?なにか思い当たることがあれば少し見直してみるのもよい機会かもしれません。

 本日はヤマト運輸の発着延長から垣間見える昨今の問題をお話いたしました。何かのお役にたてば幸いです。