Gotoです。
Google PlayストアのAndroidアプリ、2024年からアカウント削除がより簡単に
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2304/06/news109.html
ITmediaより
Google Playストアでは権限の事前確認やアプリの動作についてインストール時やアプリ紹介画面でかなり事細かに表示されてるようになっておりますが、今回更に踏み込んでデータ削除リクエストのURLを表示義務化するという施策になります。 なお、実施は2024年からということでして、開発者向けに事前アナウンスがでたというところですね。
このデータ削除リクエストというのはタイトルで書いたとおり、そのアプリを使用する際の内部アカウントとその関連データを完全に削除してほしいというものになります。現状はかなり頑張って探さないとこの削除リクエストを行えないのですが、それをシンプルにしようというのがGoogleの狙いです。
このお話、なんだすぐ対応できるでしょ?と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、開発者側からみれば、Googleの要求に沿ってリクエストを受けてたら自動で内部アカウントとデータが完全に消えるようにしないといけないというのは結構大変なお話なのです。
もう少し踏む込むと、もちろん管理ツールとしてアカウント削除というのは想定されているものでしょうが、表面上は消えても他ユーザーへの影響が残る可能性があれば一定期間裏側では残しておくというような措置は特にソーシャルゲーム界隈ではあり得る対応です。
それが即時削除をしないといけないとなると、それを行うための仕組みとそれを行った際の影響の調査と対策というように多くのことを対応しなければなりません。
もちろんユーザーにとっては利益しかないのでやってくれよ!と考える方も多いでしょうが、基本無料スタンスで運営されているようなアプリケーションではこの対応をするなら終了しようというものがでてきてもおかしくないぐらいに大きな内容です。
様々なサイバー事故が起こっている昨今ですから、提供側も利用側も一方的に自分の都合を押し付けるのではなく、双方の立場を思いやって行動をしていくことこそが、結果よいセキュリティー環境を生みことになるのではないかと私は考えます。
本日はGoogle Playストアのアカウント削除が簡単になるというお話をいたしました。立場変われば目線も変わるという当たり前のことを今一度考え直してみる機会になれば幸いです。