Gotoです。
「Microsoft 365 Copilot」発表–「GPT-4」を統合した生産性支援機能
CNET JAPANより引用
なんちゃってAIベンチャーをことごとく駆逐したと言われている、OPEN AIのGPTエンジンですが、先ごろGPT-4が発表されましたが、すっかりべったりのMicrosoftもこのエンジンを主力製品であるMicrosoft365に搭載してくるというお話です。
そもそもGPTエンジンって?大規模言語モデル(LLM)って?という方もまだまだ多いでしょうが、それは別の機会に譲るとして、本日は具体的にどんなことが実現するのか?にフォーカスをあててお話できればと。
とても簡単言えば、AIが再び騒がれ出した頃の「AIアシスタント」であったり「AI秘書」のような役割を高度なレベルで実現してくれるということになります。もっとかみ砕くと「口語で質問すると、適切な回答か方法を提示してくる」となります。
2000年頃からのインターネット普及期では「単語」の組み合わせが基本であり、ポータルであっても検索であってもすべてそれが基本となっていました。しかし、人間側は「口語」「文章」で質問をしたいというのが本音であり、それを実現させようと様々なトライがされてきました。
MLやDLの技術が進歩することでこれを実現させようと四苦八苦してきたところですが、ついに決定版ともいうべきGPTエンジンが登場したというのが現時点となります。
自然文を読み取り、その意図に合わせた答えを導き出すせるというその機能は、仕事のアシスタントから、代筆、プログラムの自動化や文字から絵を起こすなど様々な用途に発展を見せています。
Microsoft365でも過去このようなトライは多く行われてきたので、素地はあったわけです。そこにGPTエンジンを適用することで、「使用者はクリエイティブな作業に集中できる」という環境を実現しようとしているというの今回の取り組みの内容になります。
おそらく、Googleもないかしら追従してくると考えられますが、どのエンジンが覇権をとるのか?というブラウザ戦争のような状況の中で、どう各社が対応してくるは見ものでもあります。
結果としてユーザーはある作業をいままでよりも簡単に、そして高いクオリティーで実現できるようになるわけです。しかし、全て最後はユーザーが決定をしなければアシスタントは力を発揮できません。そこを忘れることなく「しっかり使いこなす」ということを常に頭においておくとよいのではないでしょうか?
本日は話題のGPT-4エンジンがMicrosoft365に搭載されるというお話をいたしました。何かのお役にたてば幸いです。