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自分の能力と人の能力。自分自身が見えているもの。

このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。

吉井(ロビン)千博の記事


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大層な話をするつもりは無いですが、今回は気づきの話。

・自分の能力を過大評価しているAさん。
・失敗しても、全く自分に責任が無いと言うBさん。
・褒めらているのにそれを受け入れられないCさん。
・褒められることで自信になり、成長するDさん。

それぞれの人を見て、あなたはどう感じるでしょうか。
また、あなたの尊敬する先輩は、
同じ状況を見たときにどのように感じているでしょうか。

これらを、良い・悪い。で判断することは出来ないのです。
なぜなら、AさんからDさんまで、
全てその人の価値観の中で下しているためその人の中では正解なのです。

では、周囲の人たちはどうでしょう。
その事象を10人が見ると10人が完全一致の感覚・・・とはいきませんよね?

面倒見の良い人は、改善したほうが良いとアドバイスをしたりしますが、
そのアドバイスも、面倒見の良い人が受けている感覚値で行いますので、
人によっては「おせっかい」になります。
これが、「ここでタバコを吸ってはいけません。」
というルールを破っているならだめなものはダメ。
と改善を要求することは可能ですが、
「何を感じるか」という感情にルールを適用することは限りなく難しいです。

裁判官や検察官、弁護士という仕事は、
感情抜きで「事実」だけで法に従いますが、
上記の例は、法を犯しているわけではありません。

クライアントの経営者さんからの、
仕事の延長で若手育成や管理職育成における相談で
結構話題に上がりますがとても簡単です。

理解。

あなたの価値観は一旦横に置いておきましょう。

その人がそう思った。
それを「なるほどね。そう解釈するんだね。」と理解しましょう。

ここに、あなたが共感しようとしなくていいんです。

共感するためにあなたはこうしなさい。と伝えるのはお門違い。
なぜなら、その人の人生で身につけた感情なのですから。

食べ物に置き換えましょうか。

私はセロリやパクチーがどうも苦手です。
でも大好きな人もいます。
セロリやパクチーが大好きな人に、
こんなに美味しいんだからたべてみなよ!と言われても、
「食ってまずいから嫌なんじゃ!!!」ってなりますよね?

では、吉井にセロリやパクチーを食べさせてみてください。

おそらく、今コレを食べないとあなたの肝臓はもう保たないよ。
的なことを言われたら食べるでしょうね。
嫌なトマトジュースを毎日飲んでいる社員がうちにいますが、
血液検査に引っかかったみたいです。(笑

感情も同じです。

目に見えないから感覚で処理しちゃいがち。

ならば、その人の価値観を「理解」した上で損得を教え、
「腑に落ちる体験」をさせてあげてください。

あなたが今後社員を雇う様になったら、自分と共感できるか。
ではなく、理解することを忘れないでください。