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SaaS運営者の負のバイブル

Gotoです。

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やじうまwatchより

「今までありがとう」サードパーティ製Twitterアプリの公式アカウント、開発停止を続々表明

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1472245.html

やじうまwatchより引用

ある日突然サードパーティー製Twitterクライアントが使えなくなってからしばしの時間が経ち、
でてきたTwitter社の発表が「サードパーティーのクライアント禁止」という結末でした。

多くの方にとってはサードパーティー製クライアントは使ってないし!となるでしょうが、
今回の措置、禁止したということよりその対応方法がSaaS運営者にとってはまさに負のバイブルとも
いえる内容なので少しだけお話を。

そもそもですがTwitterはAPIを公開して、更に徐々に制限をつけながら公式クライアント以外を
締め出す動きをしてきたのは事実でした。しかし、いままでは少なくとも仕様変更の予告はありました。

ですが、今回まずAPIの制限措置を予告なく実施し、騒ぎが大きくなってきたので渋々告知を出すという、なんとも順番を間違えた対応を取ったのです。

いえば無料利用できるものですので、ある日突然ルールが変更されたり、
機能が使えなくなることはあっておかしくない話ですが、
仮にも巨大コミュニケーションプラットフォームになったTwitterが、
まるで内部統制ができていないことを露呈するような
お粗末な順序で規制を実施したことが大きな問題なのです。

恐らくですが技術部門は実施依頼が来たから実行したというレベルでしょう。
また、企画部門も財政の健全化にためにこうやるよと内部的には決めていたでしょう。
しかし、これが広報であったり社外へのアナウンスを行う部門にまったく共有されていなかった、
というのが今回の問題の大きなポイントです。

先のレイオフで広報やプロモーション関連部門の人員をカットしたことは周知の事実ですが、
だからといって規模の大きな企業が広報部門をゼロ状態にしているのは、
さすがにどうかというところです。

もちろんアメリカのビジネスシーンで動いてることですから、
日本の常識とは違うのですが、
今回の件で少なくとも日本のユーザーがTwitterを離れることは
少なからず予想できるでしょう。
そして、決してよいイメージで語られることも減るでしょう。

マーケティングで一番ありがたくもあり、やっっかいなのが「口コミ」という手法です。
これは大きな流れが生まれてしまうとやり直しがきかない状況を作り出す場合が多いのです。

信用ならない会社というレッテルが口コミで作り出されていけば、
遠くない未来にサービスは終了となるでしょう。
今回のTwitterの対応はまさに終わりの始まりのような現象なのです。

皆様が運用されているサービスはTwitter社のように社内部門が分断されていませんか?
今一度見直しみるのによい機会かもしれません。

本日はTwitterからみるSaaS運営の負のバイブルについてお話いたしました。
何かの参考になれば幸いです。