商品で季節感を演出するお話

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Gotoです。

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ネタとぴより

今年もグラコロの季節がやってきた! マクドナルドの一年を締めくくる冬の定番「グラコロ」と、ほんのりトリュフ風味「ふわとろたまご濃厚デミグラコロ」が発売~ #今年もしっかりあったまろう

https://netatopi.jp/article/1458058.html

ネタとぴより引用

B2Cビジネスにおいて「新商品」を常に送り出し続けることは、
顧客の興味を引くという点で大変重要なのですが、
「商品で季節感を演出する」という手法により、
「新開発というより改良」という形で新鮮味を出していくということに
成功しているのが、日本マクドナルドの戦略ですね。

そもそもは”なんとなく冬になれば”であったり、
”夏はこんな感じ”というような曖昧なテーマくくりでの、
新商品投入だったように記憶しておりますが、
いつの頃からか「このタイミングはこの商品で」という決め打ちになってきています。
そして、毎年アレンジを変えることで新鮮味を出しています。

そもそもハンバーガーという枠組みでできることは
ほぼやり尽くしているところですから、
「基本的構成は決めてアレンジで勝負する」
というのは成熟したジャンルでは正攻法ではあるのですが、
そこに「季節感」や「定期イベント感」を持ち込むことで、
ユーザーに習慣性を持たせるということに成功しており、
結果、各季節で自動的に話題を作れるとなっているわけです。

さすがに一朝一夕でこの状況が作れたわけではないのですが、
一度世界観が出来上がってしまえば、
開発費も抑えることができながら、
ある程度の売り上げも予想できるという、
マーケティングの側面からみたら満点の結果となるわけです。

もちろん、全く見たこともないものが爆発的売れる!
という物事は対局ではありますが、
企業存続という観点でいれば守りながらしっかり攻めて、
安定して成果を残すこの手法は
もっと様々なジャンルで取り入れられるべきではないでしょうか?

いま、取り組まれているプロジェクトなどで、進め方に悩んでいる方は、
ぜひこのような事例も参考されてみてください。
新しい発見があるかもしれませんよ?