Gotoです。
本日は、業務リーダーに必要なたった一つのスキルについてお話いたします。
業務を遂行するにあたり、技術力や資料作成能力、会話力や交渉力など、
こういうスキルを身に着けるとよい!なんて言われるものをいくつ思いつきますか?
細かなものが多くでてくるでしょうが、
上記した要素にだいたい収まるものが多いかと私は考えております。
しかし、本日お伝えしたいのはこれらではなく「全体把握能力」についてです。
そんなものは言われなくても!
なんて声が聞こえてきそうですが、ここで皆様に問います。
自分が従事している仕事や身の回りのこと、すべて全体を把握できていますか?
聞かれたらすぐに応えることはできますか?
これ、だいたいの人が最初は大丈夫と答えるのですが、実際に質問を続けていくと、
それは自分は知らない!であったり、自分の担当でないから!という回答が徐々に増えていくのです。
日常の仕事の中で、プロジェクトであれ、商品販売であれ、
自分が担当している業務以外って、実はあまりどうなっているか?
どんな状況なのか?を知らないことが多いです。
もちろん、職場で他のことに口を出すなという雰囲気があったり、
情報が遮断されていることもあるでしょうから、
一概にできていないからダメだとということではないですが、
今回は「業務リーダー」というポジションにおいての
全体把握についてお話しておりますので、
もし、リーダーポジションであるのに、
ここまででてきたような回答を日々しているようでしたら、
ハッキリと言いますとリーダー失格です。
もう少し掘り下げてお話いたしますと、リーダーとは依頼者であったり、
協力者とのコミュニケーション窓口にならなければならないポジションです。
自分のチームの状況を知り、依頼者の状況を知り、協力者の状況を知る。
そうでないと何が遅れているのか?どううまくいっているのか?
そういう状況把握が全くできないのです。
担当する業務を成功させるということが唯一のミッションであるリーダーにとって、
プロジェクト全体の状況をキチンと把握し、問題があれば先手を打って回避する努力をする。
これこそがリーダーに課せられた義務なのです。
だいたい話が見えてきたでしょうが、だからこそ「全体把握能力」こそが、
業務リーダーに必要なたった一つのスキルなのです。
技術や交渉力があったとしても、全体を把握できていなければ
それらを活かすことはできません。
なぜなら、なにが問題であるかわからないからです。
業務上の問題というのは原因が一つでない場合がとても多いです。
過去に遡らないと原因がわからない場合もあります。
そういう意味でも全体を把握し、経緯を把握た上で、様々な対応を行っていく。
そうして業務を無事に完了させる。それの繰り返しになります。
こうして見てみると、業務リーダーとは実はとても地味なポジションだと言えます。
ある意味で縁の下の力持ちであり、前線というより後方支援というべきでしょうか?
そういうポジションに必要なスキルですので、たった一つあげるとするなら、
「全体把握能力」となるわけです。
業務リーダーとしてプロジェクト推進などがうまくいかないとお悩みの方は、
今一度今回の話を自身の業務状況に当てはめてみてください。
もしかするとよい方法が見つかるかもしれませんよ?
本日は「業務リーダーに必要なたった一つのスキル」についてお話いたしました。
なにかのお役に立てれば幸いです。