Gotoです。
「Microsoft Teams」で障害 ~OfficeやSharePointなどの関連サービスにも影響拡大【17時10分追記】
窓の杜より引用
2022年7月21日に発生した、Microsoft社Teamsサービスにアクセスできない障害が発生いたしました。
多くの企業が採用する「Microsoft365」の基盤自体のトラブルということで、
Teamsだけでなく多くのサービスで利用不能という状況が発生いたしました。
幸い、当日中に復旧されましたが、会社でメインに使用しているクラウドサービスが停止してしまった場合、あなたはどうしますか?
立場によって異なることは当然ですが、
今回は管理者としてどうするか?どうすべきか?を考えてみましょう。
SaaS全盛となってしまったため、すぐに原因が特定できるということはできない時代です。
さらに復旧の目処も全く不明という状況が長く続くことも多くなっております。
問題を把握したらまずやるべきことは可能であれば社内に対して迅速通知を行うことです。
一般社員がわざわざ情報を調べるということはまずしません。
ですので、サービスが利用できないこと、
そして復旧時間が全くわからないことを迅速に通知すべきなのです。
こうすることで、社内の無用な混乱をいくらか低減することが可能です。
しかし、これは「混乱を低減する」ことしか効果がなく、
業務は止まったままになってしまうわけです。
では、こういう事態がおこることを想定して
どういう準備をしておくべきかをいくつかお話しておきます。
大規模な会社であれば、Microsoftクラウドを利用する場合、経営者や重要部門分だけでよいので、
ハイブリッドによるローカルバックアップシステムを用意しておくことです。
通常はスタンバイ状態にしておき、同期は常におこなっておき、
メインシステムが停止した場合に、そちらへ該当ユーザーを切り替えるという手法です。
なお、これを実現するには認証系もハイブリッドにする必要があり、かなり難易度が高い方法です。
では、中小などの場合はどういたしましょうか?
これも決定打というべき対策はなく、スタンバイとして別のベンダーのサービスを持っておく。
というのは有効な手段だと私は考えます。
Microsoft社を利用中であれば、Google社のサービスを最小人数分だけスタンバイシステムとして
確保しておくというのです。
実際、弊社はGoogle社のサービスをメインとして、バックアップとしてMicrosoft社のサービスを
保持しております。
目先のコストだけを見れば無駄でしかないでしょうが、いざトラブルが発生し、
業務が完全停止することで発生する損失に比べると、実は最低限の別ベンダーシステムを確保しておくというほうが安上がりということも少なくありません。
管理者がなにより大事にしなければいけないのは「業務を止めない」ということです。
システムは業務を支えているものでしかなく、特定システムがなくても、
業務を行える環境を常に検討し、用意しておくこと。それこそが本質なのです。
皆様の会社の環境は重要システムのトラブル時の対応を検討されていますか?
この機会に見直してみてはいかがでしょうか?
もし、このような対応にお困りでしたら、ぜひ弊社にご相談ください。
最適なプランをお作りいたします。