仕ご丸工房 – SGMR Factory

デジタルツールファクトリー

サマリーの功罪

Gotoです。

最近、まとめサイトなどが全盛だったり、ファスト映画というものが悪い意味で話題になったりと、
「長いものよりさっと要点だけを知りたい」という意見が強くなってきているように感じます。

ビジネスシーンでは「サマリー」なんて言葉が使われますが、
このまとめを読むのが主流になることの功罪をちょっとだけお話できればと。

そもそも論ですが、その昔でいえば「あらすじ」
と言われるものがちょっとリッチになったものが、
最近でいうところの「まとめ」「サマリー」ではないでしょうか?

いうならその物事の大枠はそれで把握できますし、
大切なポイントがピックアップされていれば、
ビジネス上のジャッジも迅速にできるようになります。

長々とした説明に時間を使うことなく本質をすぐに把握できる。
そう、いいことずくめのように見えていませんか?

しかし、この「美味しいところだけ抽出して他はどうでもいい」
ということばかりになると、
実はとんでもない落とし穴が待っているのです。

根本的なお話になるのですが、
長いものがあるので短くできるというのが現状なのですが、
あまりに短くしたものばかりを重宝するようになると、
そもそも長いものが作られなくなるという事態が必ず起こります。

もう少し具体的にお話しますと、
現状は1から10までをまず一旦作り上げて、
その中から4程度を抽出するということになるはずですが、
この1から10を作るという作業をすることなく、
とりあえず4だけ出すということが必ず起こるということです。

これの何が怖いかと言いますと、
10から4にしたものに問題が発生した場合は、
一旦10のものを見直してみれば、
細かな部分を見直すことができ、
問題の原因を探すことができますが、
そもそも4しかない場合、
なぜそうなったのか?という背景や詳細が記録になく、
結局、0からやり直すことになることは想像に難しくありません。

また、10を作ることを経験していないと、
10の量の物事を書き出すことができなくなります。

いざとなればできるよ!なんて言われる方もいるかもしれませんが、
生まれてから4を書きだすことしかやってないとしたら、
10を書き出すなんて無理!ってなりませんか?

あくまで私の持論でしかありませんが、
長いもの・大きなものを作る出すという訓練をされた上で、
短くするもの・要点を抽出したものに進むべきで、
ただ短いものを推奨する流れには危機感を感じます。

皆様はこのお話どのように感じられましたでしょうか?
色々と考え方があることでしょうが、物事は常に表裏があるものです。
業務の中でも同じように本当にこれだけでいいのだろうか?
と考えてみるきっかけになれば幸いです。

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