このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。
今回は私の履歴書。みたいな読み物になります(笑
これまで吉井の人生の一部を切り抜いて、
起業するための人へのエッセンスを伝えてきたつもりですが、
今回はまず社会人になったときの吉井の話を少し。
高校卒業後、バンドがやりたいがために就職浪人を狙った吉井少年でしたが、
面接など落ちたことが無い人間のため、結局オンタイムで就職が決まってしまったのです。
その会社は東証1部上場の自動車部品メーカー。
日本でその部品を作っているのは3社しか無い。という超マニアックなメーカー。
どの部品かといいますと、皆さんクルマのエンジンを想像してください。
そのエンジンの中には、ピストンが動いています。
ピストンは鉄で出来た筒状のもの(写真参照)で、その鉄塊が、
ちょうど良い大きさでくり抜かれた部分をいった力たりするのですが、
そこに隙間があってはだめなんです。
その隙間を埋める、ために「ピストンリング」なるものが必要になります。
それを作っているメーカーに務めました。
※ちょうどピストン上部にある3つの溝。ここに入る鉄製のリングがピストンリングです。
そこそこの大企業でして、今現在の新卒初任給平均値と比べても、
当時の自分の初任給のほうが高額でした。
それだけ優良企業に入社出来たラッキーさと、
逆に日本の経済が30年前と大きく変わっていないという2つのことが言えるでしょう。
大企業だけに、入社後はしっかりとした社員研修を1年間受けました。
工場での勤務、本社営業部での研修、座学、チームビルディングの実践、名刺交換、
など社会人のノウハウはしっかりと叩き込まれました。
この経験をお金をもらって出来たというのは、
自分の社会人としての素地が出来たというのは大きかったと思います。
自分は今ベンチャー企業を経営しておりますが、
社員教育におけるカリキュラムがそろそろ必要になってきています。
数人でやっているうちはOJTで済んでしまいますが、
自分が経験したことを考えると、とても大事なんだろうと。
その後、札幌営業所に配属されましたがななななんと。
自動車が好きで選んだ会社なのに、
「水道機材部」としての営業が始まるのでした(笑
そりゃふてくされますよ(笑
移動届けもクソも、札幌営業所は3人しかいません。
所長と事務員さんと吉井。
配管と配管をつなぐ、継手(ツギテ)を代理店におろすのです。
とてつもなくつまらないのです(笑
そのせいだとは言いませんが、18歳の吉井少年。
毎日仲間と夜中までクルマを乗り回して遊び、朝まで宅飲み。ほぼ毎日です。
そのため、勤務中に居眠りは常習。(遅刻はしたこと無いのが自慢(笑
所長さんと話している時に眠ってしまい、本気で病院に言ったほうが良いと言われ、
所長と現場周りの最中に、ラジオから流れるユニコーンの曲に合わせて
ハンドルを指でトントンしながら運転して注意され、
お昼に食べたカップラーメンやゴミを机に置いたまま
午後の顧客周りへ行き、戻ってきて叱られ。。
自分の社員だったら首にしてるかも(笑
今思い返すと、それ本当に自分か??って本気で思っちゃいます。
今会社は17年目に入りました。
借金もして、月末に吐きそうになり、
人の人生も背負って、社員の成長を願い、
会社の成長を考え続けることでここまで来たんだと思います。
ロクでもない人間も、肩書きを持つことで変わるのです。
だから自信を持って言えます。
このブログサイトを見ている、独立を目指すあなた。
今すぐ独立してください。
確実に、こんな吉井よりも素敵な会社に出来ます!