Gotoです。
本日はちょっと変わったお話を。
かなりインパクトのあるサムネイルですが、
三遠南信道路の一部として計画され、
実際に苦難を乗り越えて開通した草木トンネルについて解説されています。
詳細は動画をご覧いただくとして、
この三遠南信道路についてはこの件に限らず、
プロジェクトとして紆余曲折を繰り返していることが浮かび上がります。
一度地質調査をして中央構造線を跨ぐ最難関である草木トンネルを掘り、
さぁ次のトンネルを掘ろうと改めて地質調査をしたところ、
その先の地盤が現在の技術では絶対に採掘不可能であることが判明しました。
こうして莫大な費用と手間をかけて掘った草木トンネルは、
本来のミニ高速道路用ではなく、
地域の生活トンネルに格下げされて現在に至ります。
本日、なぜこのお話を紹介したかと申しますと、
土木工事も社内システム導入や業務改革も、
事前にやるべきことが同じだからです。
プロジェクト開始時点で、
そのプロジェクトはゴールにたどり着ける見込みはあるのか?
確証はあるのか?疑わしき点はないのか?
しっかりと調査・検討したうえでプロジェクトを始動するべきなのです。
もちろんモノづくりなどやりながら形を変えていくことで、
成功するものもありますが、
例にあげたようなインフラ周りについて、
とりあえずではじめることはとても危険です。
この動画を見ていただくとわかりますが、
結局、三遠南信道路についてはルートを再検討し、
また違う経路でトンネルを掘ったり、
道路を整備するということが、今現在続いているのです。
社内のインフラと呼ばれる部分の移行や再構築、
効率化などのプロジェクトを始められる際には、
ぜひ一度今日お話した内容を思い出してください。
”石橋を叩いて渡る”を更に上回る、
”石橋を叩いて壊して作り直す”ぐらいの気持ちで、
しっかりと事前検討と調査を行ってください。
おそらくそれであっても問題は起こりますが、
その影響度をいかに小さくするか?がポイントとなります。
もし、このような案件でお困りの場合は、
ぜひ弊社にお声掛けください。