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昭和の魂は、令和でも必要。

このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。

吉井(ロビン)千博の記事


今回は「昭和の魂は、令和でも必要」というお話。

 

ビートたけしの浅草キッド

明石家さんまプロデュースのJIMMY

昭和のスター二人の自伝ドラマをNetflixで見ました。

経営者は何を求めるのか。
スターになるために何を選択してきたのか。
人の成長を止めてはいけないのだな。と感じた2作でした。

たけしさんは、浅草出身。

ストリップ劇場の幕間芸人として、浅草フランス座で深見千三郎と出会い、
芸人としての見栄や技術を得て行く。

かたやジミーちゃん。

たけしさんとは違った意味の人生を送るのですが、
明石家さんまさんの付き人として生きながら画家に。
サヴァン症候群でもあるジミーちゃんがなぜ成功を収めたのか?

彼らがやってきたことは。

「お師匠」に仕え、気遣いと教え、そして技術を「盗む」。

ということ。

そして与えられた道、望んだ道、を思いのまま淡々と真っ直ぐに歩んできたことでした。

 

一方、今の時代は、多くを望まず、

「学ぶ」ではなく「仕様を与えてもらう」ことで、

最低限の生活をする。という若い子が多いと聞きます。

 

マネジメントや、管理職向けのセミナーなどでも今の若い子に向けたアプローチは、
やり方を教え、叱らず、プライベートも聞かない。など

私からすれば、

「それは理想のロボットを作っているのでは?」

とすら感じてしまう内容。

 

人の気質としていつも時代も、「盗む」ないし望んで「獲りに行く」性格と、
「与えられる」性格の人種はいます。

が、令和になりその割合が「与えられる」ほうに、
比重が高まっているのは確かなのかとも思います。

これは、社会で失敗は悪である。と判断される風潮や、
最低限の努力で最大の報酬を得るのが美徳とされる風潮。
(教育系でも名前が上位に上がってくるyoutuberが言ってたりもする影響で)

これが学生世代から刷り込まれているんだなと、
昭和時代を過ごした人間には感じられるわけです。

何が得で何が損かは、個人の価値観にもよりますが、
他者から愛情を受けられるのは、
「獲りに行く・学ぶ」性格の人間が結局トータルで得をしている。
と私の個人的主観ですが感じるのです。

 

自分はゴリゴリの営業畑で育ってきたので、
18歳からこれまですべて「盗む、獲りに行く」ことにフォーカスして生きて来ました。
だからこそ、そう感じることのかもしれません。

 

さあ、これから30年後。

人生をドラマや映画、舞台で表現される人は、

「盗む人」と「与えられる人」

どっちでしょうか!!

 

あなたが経営者なら、ぜひ見ておいたほうがいいですよ。