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いまさら聞けないDXを紐解く

Gotoです。

 

本日は、いまさらDXって何?て聞きづらい方に向けたDXのおさらいを少し。

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そもそもDXは「ディーエックス」と読むそうです。
Digital Transformation略してDX。

あれ?DTじゃなくて!?と感じたそこのあなた。
正しいです。そのまま短縮すればDT。
なのですが、英語圏のハイレベルではTransをXと略す文化があるらしく、
DXとなったとのこと。間違っても「デラックス」ではありません。

さて、このDXの概念は2004年にウメオ大学の教授、エリック・ストルターマンが
提唱したとされていて、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」
というとても抽象的な概念のお話がスタートなのです。

ITはデジタルなの?と素朴な疑問を持たれた方も、ある意味勘が鋭いです。
デジタルを辞書でひくとこうあります。

 

デジタル

《「ディジタル」とも》連続的な量を、段階的に区切って数字で表すこと。
計器の測定値やコンピューターの計算結果を、数字で表示すること。
数字表示。
非連続に変化する量や信号。通常0と1との組み合わせで量を表すことが多い。

wiblio辞書より引用

 

対義語はもちろんアナログ。

詳しい説明は省きますが、コンピューターはもちろん0と1で動いているのでデジタル機器です。
そう考えるとパソコンが出現したあたりからゆるりと、生活の中のデジタル化というのは進んでいるのです。

いまではテレビもラジオも電話も通信を伴うものはほぼデジタル化されました。
CDもデジタル化の最初の具現化でしたね。

そうして生活の中にデジタルで処理されるものがどんどん増えてきた中で、
いまさらDigital Transformation=デジタル変革を唱える必要があるのでしょうか?

皆さんがDXってなんのこと?と混乱するポイントはおそらくここだと考えております。

前提が把握できれば、あとはさほど難しい話ではありません。

 

2022年時点で提唱されているDXとは

「デジタル機器を介してすべての物事を実物を使うことなく実行する」

というのが適切だと考えます。

 

余計にわかりづらくなったなんて声が聞こえるようですが、ちょっとお待ちください。
ここで述べた「すべての物事を実物を使うことなく」がポイントなのです。

2000年頃のIT革命が叫ばれた時代からパソコンが普及し、インターネットが誰でも使えるようになり、
果ては皆が高機能なスマートフォンを使う時代にたった20年程度で変わってきました。

しかし、どれだけ道具や経路がデジタルになっても何かを行うとすると、
紙の申し込み書類などを使い、人が作業をすることで受付が成され、物事を実行されていませんか?

役所での手続きや確定申告などもまだまだ紙が全盛です。
銀行やカルチャースクールの手続きなども紙がほとんどですよね?

こうした紙という物理媒体や人間というアナログな作業をすべてデジタルに置き換えれば、
手間も減りますし、紙から手作業やなにかを介してデータ化する
というデジタル化作業がなくなるわけです。

実例でいえばインターネットショッピングはある意味で最も早く、
物販のデジタルトランスフォーメーションを実現した例かもしれません。
あとは商品の輸送がデジタルワープになれば完璧なのかもしれせんね。

ここまで現在提唱されているDXについてお話してきましたが、
上記であげた例だけだと、だたのペーパーレス化と感じる方もいるかもしれません。

実際、ペーパーレスもDXの一つの手法です。
ただし、ペーパーレスにするだけでなく、取り扱いまでも全てデジタル処理にしていく
というのが今、現在のDXだとお考えください。 

そして、DXってなんだろう?ということに実は答えはありません。

メタバースと言われるデジタル仮想空間で業務をするなんていうのも、
移動と行動をデジタルフィールドに転送させて行うわけですから、これもDXです。

DXは決められたことを実現するのではなく、便利で使いやすくなればなんでもいいのです。

 

本日は皆が疑問に思う、DXって何?というお話をさせていただきました。

実際のところDXの明確な定義はなく、皆が都合よく何かを売るために使っている
マジックワードというのが実は正体というは公然の秘密ですよ?

とはいえ、経験や勘に頼ることなく、紙の書類の山に埋もれるような生活から、
色々な最新技術を取り入れて、効率よく早く物事を終わらせる改善をする。
それがDXと考えるとちょと分かった気になりませんか?

 

皆様のお役に立てれば幸いです。