Gotoです。
本日はまもまくメジャーブラウザーがバージョン100になる、
という時代におこる問題について少し話してみます。
Version 100 in Chrome and Firefox
https://hacks.mozilla.org/2022/02/version-100-in-chrome-and-firefox/
Mozilla Hacksより引用
こちらで詳細は述べられておりますので、ご興味あるかたはご覧いただくとして、
ブラウザーのバージョンアップが頻繁になって、ついに100にたどり着くことは
ひと昔前からITに関わる人間としては感慨深いところではありますが、
これにより問題が発生するというのはどういうことなのでしょうか?
物凄く簡単にいえば、ブラウザーバージョンの認識が、
3桁になることを想定していないWebサービスが恐らく多くあると考えられます。
それに伴って表示がうまくできなくなるという問題が発生する可能性が高いのです。
もちろん上記記事中でも述べられておりますが、
1桁から2桁になるときに障害を回避するロジックは構築されておりますので、
そこまでの大問題になるとは考えづらいですが、
とはいえ、桁が変わるというのはITの世界では何度も問題が発生した事案です。
今回はブラウザーサイドで内部的に99として通知する、
という一時対応なども実施されるようですが、
やはり根本的に3桁であっても4桁であっても、
Webサービス側で対応するというのが根本的かつ、
トラブルが一番少ない方法となるのです。
何事においても今だけに合わせる仕様だけを考えると、
将来に問題を先送りにすることになるので、
常に2歩3歩先も仕様に織り込んでおくというのは、
何事の構築においても大切なポイントになります。
本日はブラウザーのバージョンが100になる、
という事案から発生する問題についてお話してみました。
なにかのお役に立てれば幸いです。