Gotoです。
プロジェクトでも組織でも、はたまたスポーツでもですが、
「個の強さ」であったり「集団の強さ」という言葉を聞きませんか?
本日はこのお話を少しだけ。
よく、「日本人はチームワークに優れている」なんて言ったり、
「欧米人は個を重視する」といいますが、果たして本当でしょうか?
あくまで私が経験してきた中でのお話なので、一律にそうとは言えませんが、
海外と日本の違いで言えばスタートが違うというのは言えると考えています。
スタートというは「個の集まったのが集団」であるのか「集団に属するのが個」なのか。
というお話です。
両方同じことを言っているのではないか?と感じる方もおられるかもしれませんが、
実は大きく違うのです。
まず「個の集まったのが集団」という、海外に多い例でお話しましょう。
この場合、まず作りたい集団の計画を立てます。
同じようなタイプの人間をたくさん集めても集団としてはうまく機能しませんから、
役割を定義してそれにあった人(個)を集まることを考えます。
そうして各役割にあった個を集めた集団が出来上がるという訳です。
逆に「集団に属するのが個」という場合はどうでしょうか?
これは日本に多いのかもしれませんが「この集団にはこういうメンバーいる」
というのが前提になります。
その集団に対してなすべき目標が設定されます。
集団のリーダーは集団に属するメンバーに役割を分担して、目標を達成しようとします。
というように2つのパターンを具体的な例として書き出してみました。
皆さんはどちらのほうがよりよい結果を生むと考えますか?
シンプルに言えば「個が集まったのが集団」のほうが、総合力としては高いと感じませんか?
逆に「集団に属するのが個」の場合、同じようなタイプばかりがいた場合、集団として機能しないのでは?
と考えませんでしょうか?
机上で考えれば前者のほうがもちろん素晴らしい集団がつくれるはずです。
しかし、現実にはそういう人材をよいタイミングで確保できるのか?という不確定要素が存在します。
そこで日本では「まず人を確保する。そして役割を与える。その役割をこなせるように教育をする」
という方向に動いていったとも言えるかもしれません。
単純に機能論でどちらが優れている?ということではなく、実際に機能させるところにたどりつけるか?
ということもよく考えて集団というのは形成していくべきかもしれませんね。
本日は個と集団のお話でした。