Gotoです。
弊社のメイン業務システムはGoogle Work Spaceを採用しております。
そのため、Chromebookとの業務相性がとてもよいのです。
本日はいい意味でも悪い意味でも話題になるChromebookについて少しだけお話します。
Chromebookって?
今更ではありますが、ChromebookはGoogle社が開発するクラウド型OS「Chrome OS」を
搭載したコンピューターのことを指します。
ざっくりと言えば「Google Chromeだけが動くOS」と認識してしまったほうが簡単でしょう。
※詳細な特徴は以下をご覧ください。
Chrome OSについて
https://www.google.com/intl/ja_jp/chromebook/chrome-os/
どんな使い方ができる?
ChromebookはブラウザであるChromeでできることは(ほぼ)全てできるので、
上記のGoogle Work Spaceの各Webアプリケーションや、Google社のWebアプリケーション、
最近ではPWA※1で提供される各アプリもだいたい動作します。
ただし、基本的にはオンラインで使用することが前提となっており、
オフラインではメモアプリや一部オフライン対応アプリのみが利用可能となります。
※1 PWA=プログレッシブウェブアプリ
良いところと悪いところ
先に悪いところをあげますと、まずオンラインでないとできることが限られるということです。
これは現状の日本においてはあまりデメリットにはならないかもしれませんが、
利用できるのがWebブラウザを介したWebアプリケーションがメインとなりますので、
通信速度や品質に利用感が左右されやすいのは事実です。
また、Chromebookとして販売されているハードウェアはWindowsマシンに比べると低スペックなものが多いです。
これはメリットを生むものでもあるのですが、単純にハイスペックパソコンに比べれば当然処理速度は遅くなります。ゲームや画像・動画を扱うような作業も一部可能ではありますが、あまり向いていません。
では、それを踏まえてどんなメリットがあるのか?といいますと、まず起動が速い。
OSと言ってもブラウザのみを起動するに等しいわけですからWindowsなどのOSに比べればシンプルで高速なのは
いうまでもありません。
それに伴い、低スペックなハードウェアで非常に低電力で動作させることが可能となります。
これはラップトップタイプでは大きなメリットになりますが、稼働時間がとても長くなります。
結局、どんな人が向いているの?
ここまで簡単にChromebookについてお話してきましたが、結局どんな人に向いているのか?といいますと、
弊社のようにメイン業務システムにGoogle Work Spaceを採用している企業の方がまず第一となります。
メールや予定調整、テレビ会議やチャットなど、すぐに起動できてバッテリーに心配なく利用することができることは外出先などではとても重宝します。また、簡単なMicrosoft Officeで作成された資料の訂正であれば、Webアプリケーションを利用して訂正することもできます。
Chromebookはあくまでメイン作業マシンがあり、外出先でバッテリーを気にせず、すぐに起動してちょっとした作業をさっと使えるという利便性が最大のメリットですので、これを魅力に感じる人にとってはすぐにでも検討すべきハードウェアだと考えます。
最後にChromeOSではLinuxやAndroidアプリケーションが動くようなアップデートで機能が強化されておりますが、
私個人としてはそれらはあくまでおまけであり、本質はここまで述べたような内容であると考えております。
決して、WindowsやMacの代わりにと考えるのではなく、有用なセカンドデバイスとして改めてChromebookを検討してみてはいかがでしょうか?