このコラムは壮大な地続きのストーリーですので、前回のまでの記事を先に読んでいただくと流れがわかりますので是非どうぞ。
■チャートを書いてみる
社長の脳内は、ディレクター脳であることが理想。
という吉井の持論ですが、いよいよマンダラチャートの書き方をやっていきましょうか。
前回は、ご覧の通りメジャーリーガーの大谷選手のチャートを参考にお話をさせていただきました。
では、今回はいよいよ、ビジネスローンチにおけるパタパタ(マンダラチャートのこと)をやってみましょう。
前回もお伝えしましたが、まず真ん中に書き入れるテーマが一番大事だと言いましたが・・・
本当に大事なんです。
自分は、笑って死ぬ。 と書ましたが、ここは本当に抽象的なものが良いと思います。
そこで、「人を幸せにしたい」としてみました。
そして、自分が売ろうと思っている商品は、「おにぎり」としました。
では、思いつく限り、おにぎりで人を幸せにするために必要な要素をその周りに書き出します。
→これは脳内の可視化なので、何度も作り直すことを前提に記入しましょう。
トライアンドエラーです。 そして正解はありません。 思いのまま描いてみましょう。
■演習1
人を幸せにするおにぎりを販売するために、
1)商品力
商品のパワーが無ければヒットしない
2)人間力
自分自身に魅力がなければ協力者が増えない
3)計画
事業計画がしっかりしていなければどんぶり勘定になる
4)広く伝える
幸せにする人を増やすには広く伝えるべき
5)立地
店舗はいい場所がいいのか。隠れた名店なのか
6)お金
どのくらい必要?
7)見た目
色んな角度の見た目を大事に
8)販売手法
どの様に買ってもらうのか
と核になる8方向を洗い出しました。
あくまで参考です。
自分が、これは大事だ!と思える物を記入しましょう。
脳内にあるものをまずはアウトプットです。
ここで、「ぜんぜん思いつかない・・・」という人もいます。結構います。
このWEBサイトに来る方には少ないのかもしれません。 でも、これが出てこない。と言うならば、
来月、再来月に独立するのはやめてください。
あまりにも無計画です。
無計画と断言するのは、このアウトプット出来ていなければ、
ビジネスローンチするにあたり、おそらく準備が出来ていないと容易に想像ができるからです。
たとえば、あなたは来月、富士山にのぼろう!と決めました。
富士山に行くには、職場に休みの申請・靴はあるか・リュックのサイズは?
寒さ対策は?どこから登る?? など、どんどん準備するべきものが浮かぶはずです。
浮かんだ数だけ、ディレクター脳値が高いと言えます。
あなたが、何かしらのリーダーたるポジションを経験したことがあるなら、
これらをチームのためにレジュメを作ったことがあるでしょう。
逆に、一切計画を組んだことがなくリーダーが決めたことや、元々あるルールに則り、
全く自分の頭で考えずについていってました。 という貴方。
嘆く必要はありません。 今がチャンス!!!
吉井の記事で、ディレクター脳を手に入れてください!笑 自分には能力が乏しい。
そんな人でも、成功する人は少数ですが実際にいます。
目一杯、超絶振り切った「バカ」みたいな人です。
勘違いしてほしくないのは、この場合は「◯◯バカ」と評される人のことです。
◯◯バカは、とにかくやり続けます。
誰に何を言われようとやり続けます。
◯◯に命を掛けているからです。
(ここにも大きなターニングポイントはありますがこれは別の記事で)
そこまで行かない人は、賢く、色んな人に話を聞く。という作業を繰り返しましょう。
その道のコンサルタント、商工会議所、実際に起業している先輩や知人。
私が担当するクライアントさんや相談者さんも、思いつかない。という 方は多いです。
思いついていなくても、何人に話を聞いてきたか。 お話をすればわかります。
重ねていいますよ!
重要なのは、真ん中に書き入れるべき「想い」です。
この想いの強さがすべての重力になります。 これは大前提としまして、次に進みます。
■演習2
商品力の項目を更にパタパタしてみましょう。
1)良い商品名 店の名前でもあるかな?おにぎりにピンとくるモノを 。
「おにぎりや」→ダイレクト 「お母さん食堂」→炎上しました(笑)
2)良いキャッチコピー 何を売っているのかを知らせるコピーです。
・あの人が握ったおにぎり
・ふわふわに握っています など、想像させるものが良いかもしれないですね
3)メニューを絞る
たくさん並べるとロスが増えるかも、、
こだわりの3種に絞るか・・・でも常連さんが出来たら飽きられるかも。。
4)良い米
・美味しい米に的を絞るか
・こだわりの北海道産か など
5)当然おいしい
美味しい理由をたくさん作りましょう
6)良い価格
安く。とは言っていません。
これだけのものを作ったんだから、 この対価は当然。という設定が大事ですね。潰れるのは悪です。
7)美味しい写真
メニューの写真が不味そう。という店は多いです。
何百万も売上を上げるなら、カメラマンに「対価」を払い、然るべき 写真を撮ってもらいましょう。
8)また食べたくなる。
リピートしたくなるのはなぜか。を追求しましょう。
商品の項目だけでも、緻密に、精密に組み上げましょう。
■まとめ
富士山に登る際、たくさんの荷物をリスクヘッジのために持っていくのは 正解なのでしょうが、
リュックが重たすぎて歩行速度が遅くなっては本末転倒。
持ち物を減らすために行うのは、経験者からの情報も大事です。
ということは、飲食の先駆者の言葉を聞くことも大事です。
(鵜呑みはだめ。その人と同じことをしても同じにならないのです)
といった感じで、自分の描いた理想に、「リアル」を近づけていくのです。
もう一度言います。
理想は、富士山頂です。
そこに旗を立てると決めます。
「あ〜あ〜。富士山に登りたいな〜。」では、登る日は来ないのです。
登って、旗を立てる! そのために必要な準備をしてください。
富士山が、ちょっと現実離れしているなら地元の山にしてください。
それも登ろうと思わないなら、、、、 出来るか出来ないかの判断。
私達は学校で、家庭で、インプットさせられているケースが多いです。
起業は、出来るかどうかじゃなく、やるかやらないか。
です。
楽しいことは、出来るか出来ないかで決めてますか?
やりたいからやるでしょ??
ことの発端は、これなんです。
では次回から、またマインド編に戻ります!!!